お知らせ
弘道館夏の特別企画のご案内 R6.8.1~4
弘道館では、シンポジウムをはじめ、様々な夏の特別企画を行います。戦後の危機から守られた弘道館記拓本・「御用紙所」扁額看板特別公開
- ○ 日 時:
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令和6年8月1日(木)~4日(日)
9:00 ~ 17:00(4日は 16:00 まで)
- ○ 場 所:
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弘道館正庁正席の間
- ○ 展示解説:
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日時:8月1日(木)10:00・14:00(各 30 分)
場所:弘道館正庁正席の間
- ○ 公開資料について:
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<戦後の危機から守られた弘道館記拓本>
弘道館記は、弘道館の建学の精神を記した巨大な石碑で、現在も弘道館八卦堂に安置されています。弘道館を設立した水戸藩第9代藩主徳川斉昭は、弘道館記の精神を広めるために拓本(石碑に紙を張り付け、墨をしみこませることで複製を作ること)を複数採り、さらには量産と石碑の摩耗を防ぐために同寸の木版を作らせ、そこからも多くの拓本を採りました。本資料もそのように作られたものの一つで、戦前弘道館に収められていたものと考えられます。
昭和20年(1945)の太平洋戦争終結後、連合国総司令部(GHQ)の廃棄指令リストに含まれていた弘道館記拓本は、市民によってひそかに保管され、平成29年に弘道館に寄贈されました。この度保存のための修復が完了し、修復後初めて床の間に展示されます。<「御用紙所」扁額看板>
徳川斉昭は、弘道館記の良質な拓本を採るためには、巨大な一枚の紙を製造することが必要と考え、専用の大判紙漉き装置を考案しました。紙の製造を委託した家に伝わった「御用紙所」の看板が令和4年度に弘道館に寄贈され、この度保存・展示のための修復が完了しました。戦後の危機から守られた弘道館記拓本ともに初めての展示を行います。
シンポジウム「文化財を守り受け継ぐ-過去から現在、そして未来へ-」
こちら(別ページ)をご覧ください
「弘道館記乾拓板」拓本体験
- ○ 日 時:
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令和6年8月3日(土)・4日(日)
10:00 ~ 16:00
- ○ 場 所:
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弘道館正庁二の間
- ○ 内 容:
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<弘道館記乾拓板について>
弘道館記碑は平成23年(2011)の東日本大震災で大きな被害を受け、今まで試みられなかった手法なども用いて修復が行われました。修復は成功し、現在も弘道館の中心八卦堂内に安置されています。
この度、戦争や震災を経た弘道館記碑を身近に感じてほしいと乾拓板が寄贈されました。乾拓板に紙を敷き、鉛筆で上からこすることで簡単に弘道館記碑の拓本を採る体験ができます。完成した拓本はお持ち帰りいただけます。ぜひ体験してみてください。
弘道館についてのお問い合わせ
茨城県水戸土木事務所 偕楽園公園課 弘道館事務所
〒310-0011 茨城県水戸市三の丸1-6-29
電話番号:029-231-4725 ファクス:029-227-7584 e-mail:kodokan@pref.ibaraki.lg.jp